当院は不安障害の鍼灸に対応しています。

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パニック障害の鍼灸についてはこちら

40分から60分の時間をかけ、鍼灸に加えて認知行動療法的なアプローチのカウンセリングを行います。

全般性不安障害の患者数はパニック障害の患者数より3~4倍多いとされています。

1000人に64人くらいが経験すると報告されています。

不安障害のなかでは一般的で発症は10代半ばが多いようです。

原因は不明。

遺伝的要因や神経質の性格、現在のストレス状態や自律神経の障害などが発症の影響だと言われています。

診断には、症状が最低6か月以上継続しており、かつ社会的・職業的・その他の面で不全を及ぼしているものとされています。

GADは男性より女性に2倍多い病気です。

本人に薬物乱用歴があり、かつ家族にGAD歴がある場合には罹患は一般的とされ、遺伝も示唆されていますがメカニズムは判っていません。

認知行動療法や薬物療法が一般的ですが、自律神経症状には鍼灸がお薦めです。

薬物療法には副作用が報告されており、一部には自殺リスクが存在します。

副作用→、SSRI離脱症候群、
30歳以下にSSRIまたはSNRIを処方する場合、患者に自殺リスク・自傷リスクについて警告すべきであるとされています。

また、この疾患のプライマリケアにおいては抗精神病薬を処方してはならないとされています。

さらにベンゾジアゼピンは即効性の抗不安薬であり、GADやその他の不安障害に用いられている薬ですが、ながら、長期間の使用では副作用があるため、FDAは短期的な使用(6~12週)に限って承認しています。

世界不安学会では、耐性、精神障害、認知記憶障害、身体的依存、ベンゾジアゼピン離脱症候群が形成されるため、ベンゾジアゼピンの長期使用を推奨していません。

副作用には、眠気、運動能力の低下、平衡感覚問題などがあります。

英国国立医療技術評価機構(NICE)の診療ガイドラインは、短期間の危機介入使用を除いてベンゾジアゼピンを処方してはならないとしています。

カナダ精神医学会(CPA)のガイドラインでは、ベンゾジアゼピンは、2種類以上の抗うつ薬治療が成功しなかった場合の第二選択としてのみ限定し推奨しており、その際でも、ベンゾジアゼピンは重度の不安や動揺を和らげるための期間を限定しての使用にするとしています。

スウェーデン医療製品庁は、不安の薬物療法には薬物依存のリスクのためベンゾジアゼピンを避けるべきだとしています。

デンマーク保健省の依存性薬物処方ガイドラインでは、全般性不安障害、パニック障害、不安障害の第一選択肢は抗うつ薬であり、依存性があるため、ベンゾジアゼピンの処方は非薬物療法などそれ以外全てで治療できない場合のみに限定され、処方期間は4週間が目処であり、長期間の治療は避けなければならないとしています。

 

DSM-IVの基準

  1. 仕事や学業、将来、天災、事故、病気などのさまざまな出来事または活動について、過剰な不安と心配がある。しかし、その原因は特定されたものではない。
  2. 不安や心配を感じている状態が6ヶ月以上続いており、不安や心配がない日よりある日のほうが多い
  3. 不安や心配は、次の症状のうち3つ以上の症状を伴っている。
    そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、過敏になってしまう
    疲れやすい
    倦怠感
    動悸・息切れ
    めまい・ふらつき感
    集中できない、心が空白になってしまう
    刺激に対して過敏に反応してしまう
    頭痛や肩こりなど筋肉が緊張している
    眠れない又は熟睡した感じがない