なかなか治らない咳症状には鍼灸がおすすめです
1月 13, 2026
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コロナやインフルエンザなど、治癒しているのに咳が止まらない、喘息症状が治らないなど、これまでも当院では鍼灸で、一定の効果を出してまいりましたが、お困りの方がおられましたら、お気軽にお問い合わせください。
以下、昨今の鍼灸と咳に関する情報を記載します。
2025年2月に発表されたシステマティックレビュー(30件のランダム化比較試験、計2,835名を対象)によると、通常の薬物療法や生活指導に鍼治療を併用することで、咳の重症度やQOL(生活の質)が有意に改善することが示されました。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)に伴う咳・息切れ:
2025年1月の研究報告では、長期的な鍼治療がCOPD患者の呼吸困難や栄養状態を改善し、QOLを向上させることが確認されています。また、急性増悪期のCOPD患者に対しても、鍼通電(電針)が標準治療の補助として有効である可能性が示唆されています。
肺がん患者の咳症状:
特定のツボ(列欠、太淵、肺兪、脾兪など)を用いた鍼治療が、肺がん患者の咳の重症度を軽減させるという研究結果が2024年から2025年にかけて報告されています。
咳の種類別の知見
咳喘息 (CVA):
鍼治療は咳や痰の症状を緩和し、薬物中止後の再発率を下げる効果があるとするメタ解析結果があります。気道炎症の改善や免疫調整機能がその機序として検討されています。
感染症後の咳:
肺炎の後に残存した咳や、それに伴う身体の痛みに対して鍼灸治療が奏功した症例報告が複数存在します。
主要な研究で用いられる経穴(ツボ)
論文等で頻繁に言及されるツボは以下の通りです:
肺経・大腸経: 列欠 (LU7)、太淵 (LU9)、孔最 (LU6)、中府 (LU1)
背部のツボ: 肺兪 (BL13)、定喘 (EX-B1)
その他: 天突 (CV22)、豊隆 (ST40)