漢方あれこれ「腎臓」
4月 5, 2016
add a comment
漢方理論の腎臓は、作強の官と言われ人の勢力の充実と技巧を司るとされています。 技巧とは成功多能と言う意味で、多彩で精密であることです。 さてどのように多彩化と言いますと、漢方理論の腎臓の役割は、脳神経系と内分泌ホルモン系、骨、耳、生殖器、泌尿器などの範囲をカバーするものです。 また最も根源的な働きとして、現代で言う遺伝子を管理しているのが腎臓の働きと言うことになります。 腎臓は、精を蔵するとされ、先天の精は両親から受け継がれた遺伝情報を指し、後天の精はこの世に生まれ出てから、飲食や生活習慣を通じて獲得した生命力です。 脾臓で全身に供給された栄が腎臓によって、精に変換され、自らの生命力と時代継承のための精として利用されます。 従って腎臓の充実と、生殖能力とは強い関係があります。 腎は、蟄伏封蔵を司る器官で、五臓六腑の精気を貯蔵し、精巧な技能を持ち、生体の成長発育・生殖・知力などに対して強大な作用を持っています。