うつ病も自律神経失調症も、ストレスが大きな要因となるとされています。
漢方では、ストレスを細かく分類し、それに対応する力の源泉を表現するために、陰陽五行、経絡などのロジックを用いています。
私の個人的な意見では、西洋医学に比べて、漢方では外部環境と内因性の問題についての分類の仕方が細やかで、多角的だと思っています。
例えば自律神経失調症で手足が冷たくて汗をかく人がいます。
西洋医学では冷え性ですねと言う話になって、自律神経に問題がありそうですねと言う話で、終了してしまいます。
さて漢方デスト、では脈波どうでしょうかと言う意話になります。
春は脈が大きくなりやすい季節です。
手足が冷えていて、脈が小さければ、虚弱。
脈がすごく大きければ、実症と言うことで、興奮を表しています。
同じ手足が冷たいという症状に対して、活動レベルが低い虚と言う状態「交感神経が活発でない」と言う表現もできますが、逆に活動レベルが高い実「「交感神経の働きが活発」と言う状態でも、手足は冷える場合があります。
虚の冷えは、汗をかかず脈も小さいのが特徴で、基本的にはエネルギー不足です。
食欲がない、運動できない、気力がないなど、低調で停滞しているのが特徴です。
実の冷え「実は漢方では冷えとはいいません」が、汗によって蒸散して、熱が奪われた状態なのです。
実の場合、しばしば精神的な過剰な興奮を伴っています。
ホルモンバランスの問題がかなりのウェートを占めます。
ホルモンと言うと更年期と言う話になりますが、脳内伝達物質はすべてホルモンと言い換えてもよいので、感情を伴う反応や、ストレス耐性、痛みの感じ方など、様々な脳の活動が、すべて関わってきますので、更年期でなくてもすべての年代がホルモンのバランスが必要です。
直ぐに緊張してしまう。
いらいらする。
下痢や便秘を繰り返す。
汗が多い。
うつ状態、不安、パニックなどがあげられます。
つまり西洋医学でも漢方でも、手足が冷えているという患者さんが来たら、この人は活発すぎるのか、不活発なのかを見極めないと、逆の対処をしてしまうのです。
漢方ではこのような身体の興奮や停滞について、外部環境「季節や室温など」と身体の関係、外部環境「社会的な状況、家族や会社学校での人間関係など」の影響を、、体の寒熱や発汗状態の分布を、経絡と照らし合わせて、分類していきます。
具体的には、上半身は発汗し熱っぽいのに、下半身は冷えて停滞しているなんて人は、更年期の女性にとても多いです。
ホットフラッシュがあったりしていますが、自律神経失調の状態が上半身が興奮で、下半身が停滞の状態です。
その下半身の停滞は、足の腎経と言う経絡上の冷え方が際立っていたりします。
上と下どちらが停滞しているのか。
足でもどのルートが停滞しているのか。
逆に体のどこが発汗しているのか。
おなかは冷たくないか。
呼吸は深くできているか。
様々な状態を手で触れて、脈を診て、声を聴いて、症状を見極めていきます。
鍼を行う時、興奮的な患者さんの状態なら、それを抑えるツボを選択することが多いです。
虚弱な場合、それを補って、食欲が出るよう、呼吸が楽になるよう、虚証でも一部緊張が見られたりする部分は、緊張を緩めたりもします。
相対的に虚か実かと言う問題が一番ですが、実の症状にも、体のどこかに弱い所があって、そこは大事に施術する必要があったり、虚の症状の中にも、どこかに緊張している所「例えば頭痛の筋収縮や顎関節に緊張」があったりするので、丁寧に対応します。
細かく柔軟に、その人それぞれに合わせた自律神経の調整をするのが、当院の特徴です。
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「うつ病」と「自律神経失調症」の違いはご存じですか? 特徴的な症状・予防法も医師が解説(メディカルドック)■2025/04/26 07:30:03
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