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アメリカと日本の不登校の違い

なぜ日本では不登校がどんどん増えているのか。
アメリカと比較すると、分かりやすい部分が散見されます。
アメリカでもコロナをきっかけに不登校が増えました。
ですが、日本のように、ずっと増え続けているのではありません。
基本的にアメリカでは不登校状態は許されません。
対策を打たれずに、子どもが放置された場合、場合によっては育児放棄とみなされて、逮捕されます。
日本と決定的に違うのは、多様な学びの場の提供と、支援体制、専門的なカウンセラーの数があげられます。
また、親に対する教育にも力がそそがれています。
アメリカとの決定的な違いは、家庭学習やオンライン学習が、単位として認められ、単位試験をクリアすることで、進学の権利を得るという、明確な基準が定められている事です。
また家庭学習をさせる上でも、親が教師の代わりになり、学校と同等の規則正しい生活と、学びの提供をする義務が生じます。
さて日本ではどうでしょうか。
例えばフリースクールを選んだら、もちろん学ぶことはできます。
しかしながら、多くのフリースクールの授業態度や、成績は、高校受験の内申点としてカウントされません。
家庭学習も、オンライン学習も、同様に、日本では子供の学びが、親の取り組みが、義務教育として認められる制度そのものとして、確立されていません。
もちろん、何もない訳ではなく、自治体が取り組んでいる、代替手段も僅かにあります。
高卒認定試験もあります。
しかし、日本のは柔軟性が極端に少ないですね。
基本的には日本では、公立の小中学校と、私立の小中学校の二通り以外は、マイナーな手段となっており、マイナーな手段には、様々な障壁が存在しています。
アメリカのように、家庭学習や、オンライン学習、フリースクールなどでも、子どもが様々な大人と関係性を持ちながら、学習を継続でき、専門的なカウンセラーが、親子に携わるようなシステムがないことは、日本の不登校数の高止まりと大きな関係があるでしょう。

 

「不登校」過去最多の日本、米国の心理カウンセラーが懸念する支援の問題点 背景の多くに「心理的問題」、必要な体制とは? | 東洋経済education×ICT
https://toyokeizai.net/articles/-/863759
PR TIMES
7月4日、聴くプロ協会がシンポジウム「不登校支援に必要な環境やかかわりを考える~アメリカ・グリーンチムニーズに学ぶ~」を後援
心理業の健全な発展と誰もが安心して心のケアサービスを受けられる文化の創造をめざして2010年12月16日に発足した心理カウンセラーの業界団体です。
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2024/07/02
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000143571.html
アメリカで不登校だとどうなる? 日本とはまるで違う、不登校児への支援と取り組み – SHINGA FARM
https://www.shinga-farm.com/study/school-refusal-support-in-us/
生徒の常習的不登校 | 朝日ウイークリーデジタル(Asahi Weekly DIGITAL)日本語解説付きで読めて聴ける英字新聞
https://www.asahi.com/awd/america-keyword/26175

引きこもりの方の調査結果

これはまだまだ大規模調査とは言えないと思いますが、それなりの数ですので参考にできますね。
これを見ると、引きこもりになる年齢の半数くらいは20台前半で、不登校が必ずしも、引きこもりになるとは言えないと、筆者は記していますが、逆に考えると大きな問題が浮き彫りになります。
つまり、不登校だったお子さんの多くは、親の庇護、義務教育期間や行政などの公的サービス、塾やフリースクールなどの支援があったのにも関わらず、引きこもりにつながっている何らかの原因を抱えていたという事になります。
もちろんその中に、家庭でのお子さんとの向き合い方、極端な場合は虐待やネグレクトと言う場合もあったでしょう。
しかし、ここで重要なのは、もしかすると無理に登校しなくてよいと言う、風潮から再登校のための家庭での親子関係が不十分で、引きこもりにつながってしまった例はなかったのかと言うことです。
それは家庭でなくても、身に着けられるスキルかもしれません。
しかし不登校であるお子さんは、家庭で社会的スキルを身につけなければならない状況にあるわけです。
もちろん塾やフリースクール、オンライン学習などもあるでしょう。
それでも大多数の不登校のお子さんは、家庭の比重が高い事に変わりはありません。
社会的スキルと言う部分に焦点を与えると、20台前半で引きこもりになった集団も、社会適応力、コミニケーション力などに不安を抱えている事が分かります。
社会的スキルとは、例えば家庭で子供なりに何らかの役割をこなして、それが社会で生きていくための能力に繋がっているかと言う事です。
言いつけを守るとか時間を守るとか、一緒に食事をするとか、整理整頓、相似、入浴、歯磨き。
電話応対、お使い、テレビやゲームとの付き合い方。
睡眠時間の確保。
体力の維持。
論理的に会話のやり取りをするとか、そうした様々な要素すべてが社会性です。
つまり不登校であろうが、そうでなかろうが、社会性を身につけなければ、引きこもりになりやすいと言う事です。
ですので、不登校であっても社会性が身に付く、習い事やスポーツ、塾、多様な人間関係が、学校以外で経験できれば良いとなりますが、そんなに簡単にそのような場所と時間を確保できる家庭はありません。
つまりお子さんに様々な経験体験、人間関係を提供できないと、将来引きこもりなど、社会性の問題が出る可能性が高まるという話ですね。
そもそも夫婦で共働きで、祖父母が同居していないご家庭は、不登校のお子さんが日中一人で、家にいるパターンが多くなります。
そうした場合は、実に膨大な時間、お子さんが人と関わらない時間を過ごすことになります。
私の所にも、不登校でお悩みの親子が、来院することが、しばしばありますが、家庭生活を聞いてみると、多くは経験体験、他のお子さんと触れ合う機会が、極端に少なくなっていることが明らかです。
その時は学校に無理して行かなくてよいと言ってあげることは、お子さんの不安を少なくします。
けれどもそれが長期になると、多くのお子さんが孤独や不安で、他の大人やお子さんとのかかわりに消極的になっていきます。
学校に行きたくない何らかの理由があっても、人とコミニケーションを取らない時間が長くなることは、お子さんにとっては、大きな損失です。
心を落ち着けるためには、一時期静かに見守ることも必要でしょう。
しかし、社会性が身につかなければ、大人になって困るのはお子さんですので、その機会を親が、どのように提供できるかに問題が集約されます。
つまり親子関係です。
学校は学び舎と言う事になっていますが、お勉強することだけが学びではなく、他のお子さんや教師と言う多様な大人と、コミニケーションすることそのものが、大切な学びです。
成績は2の次にして、人に会いに行く場所です。
もちろん人と関係を持つことが、苦手なお子さんもいます。
それでも、人とのかかわりをしないで生きていくことは、難しいわけですから、何らかの形でそれを提供する事から、目をそらしてはならないというのが、実態でしょう。
学校に行かないなら、そのほかでカバーするしかありません。
それが簡単なことではないというのも、現実です。

 
現役の「ひきこもり」940人調査で判明した実態 かつてない大規模調査で見えたこと | 不登校新聞 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/345706

昔不登校関連でよいと思っていた本

この本はすごく参考になる部分が多いですね。
このモデルになったフリースクールは、今は形が変わったり、スタッフが変わったりしているようですが、、。
不登校と言っても、様々で、その解決に結びつく書籍も数多く、どこに焦点を当てるかによって、考え方も変わってきます。
私はどちらかと言うと、統計的な問題を重視します。
例えば、34万人もの不登校児が、今の日本には存在します。
では、どれくらい引きこもりの若者がいるのでしょうか。
不登校児だったお子さんが、引きこもる確率は、登校できていたお子さんに比べて比率が高くないでしょうか。
もちろんだからと言って、すべてのお子さんが再登校した方が良いとはならないですが、再登校せずに、様々なスキルを子供が身に着けるのは、実は大きなハードルがあることが明らかです。
学校に行かなくてもよいと子供に思わせるのは、一つの解決方法でしょう。
ではそれでどのように成長していくのか、費用や労力はどれくらいなのか、道筋は多様でも、それほど簡単な道ではないと言うのが、本当ではないでしょうか。
多くのフリースクールは、当然個々の子供さんい、最大限配慮します。
お子さんに合えばよいでしょうし、ご家庭が費用を負担できればよいでしょうが、多くのご家庭は、簡単に負担できるような金額ではないことも事実でしょう。
私が様々読み漁って、これは素晴らしいと思った、この本のフリースクールも、当然金銭的な負担があります。
時と共に、人が変わり、スクールの状況も変化します。
なかなか外から、フリースクールの良しあしもわからないというのが、本当ではないでしょうか。
まずはご家庭で、どのようにお子さんと接するのか。
お子さんはどのように家庭で過ごすのか。
そうした基本的な事が、ものすごく重要です。 

不登校児 再生の島 : 奥野 修司: 本
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不登校児が34万人の時代

無理して投稿しなくてよい。
確かにそれでも良い場合もあるでしょう。
しかし、自宅で社会スキルを学ばせ、体力も付けさせるというのは、かなり難しいのも事実です。
そしてここが重要な事ですが、家は当然居心地が良い。
子供の好きにやらせると、それこそ引きこもりを作っているような物です。
家庭内でもルールを作り、社会で適応できるだけの能力を、年齢に応じて、まずは親が指導することになるでしょう。
学習も、生活態度も、運動もとなると、自宅でかなりの時間、子供と向き合うことが必要となります。
それが難しければ、フリースクールなどの公立の学校に代わる、子どもの居場所を求めることになります。
しかし、そうした所は費用負担があります。
全ての家庭が、金銭的な負担が可能な訳ではないですよね。
ですので、不登校でも良いんですが、学校に再び再登校できるようにしていった方が、現実的である場合が、多いのではないでしょうか。
例えば中学から私立の学校に行かせようとしても、家庭で受験対策をしなければならないですよね。
仮に受験に合格できたとしても、再登校するだけの体力がなければ、対人スキルがなければ、また不登校になりかねません。
当院では不登校やそれに伴う体調不良のお子様に、小児鍼を行い、生活のアドバイスを、個々に丁寧に時間をかけて行うことで、再登校の支援に繋げています。
詳しくはお問い合わせください。
 

 「無理して登校しなくていい」だけでいいのか 不登校34万人時代の選択肢とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/81296a79aabf70e49827a925a4031a3e104866c7