不妊症治療について

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不妊症とは

不妊症は子供を望んでいるカップルが、2年を経過しても、妊娠に至らないものとされています。
また自然な状態で妊娠に至れないか、妊娠を一定期間以上維持することができない状態を示します。 原因は様々ですが、近年では男性に起因する場合が半数程度とされていますので、カップル二人が協力をして、解決しようとしなければ、結果は思わしくないということになります。

実は私伊東も不妊症に悩んで参りました。
私の場合、二十歳前後から、射精時の量が少ない、もしくは射精できないといった症状があり、30歳になるまで、検査らしい検査は行ってきませんでしたが、結婚を期に、子供が欲しいとなりまして、クリニックへ・・・・・ 気質的に問題はなく、血液検査などでも、ホルモンを始め、成分に異常は見つかりませんでした。
実感として、膀胱に行ってしまっているような感覚がありましたので、逆行性射精であろうと考えておりました。
逆行性射精は、精液が陰茎から放出されず、逆に膀胱に流れこんでしまう状態で、正常ならば射精時は閉じているはずの膀胱の一部(膀胱頸部)が開いたままで、精液が膀胱に逆流してしまうものです。
そのため、尿を採取し精子がいるかどうかを、検査することが可能です。 私の場合も、尿を検査し、精子を採取することができました。
このような場合、顕微受精が可能と言うことになります。
逆行性射精患者の約3分の1は、膀胱頸部を閉じる作用のある薬(プソイドエフェドリン、フェニレフリン、クロルフェニラミン、ブロムフェニラミン、イミプラミンなど)で治療効果がある場合がありますが、私の場合は、効果的ではありませんでした。
また、これらの薬の大半が心拍数を増やし、血圧を上昇させる副作用がありますので、注意が必要です。 不妊症の原因 女性に多く見られる原因としては糖尿病副腎・肝臓・腎臓・脳下垂体の異常 卵巣・黄体の機能障害 更年期障害ターナー症候群 クラミジア感染症による炎症 生殖器官の狭窄 ホルモン障害 無月経などが上げられます。 男性に多く見られる原因としては甲状腺の異常 糖尿病Y染色体上の異常 生殖器官の発育不全 前立腺の異常 喫煙による影響 無精子症 乏精子症勃起不全精子の加齢[1]などがあげられるとされています。
それに加えて、精子の遺伝子の欠損率が、年齢と共に上がることが、統計的に明らかにされていますので、年齢が上がれば、リスクも増加すると言うことになります。


検査はどのように

不妊の診断については、一般的な健康調査の他に、血液分析によるホルモン量の調査、精液の調査などが行われます。これらの検査は、不妊症外来のある、専門のクリニックや、専門外来のある病院で、行えます。

例えば男性不妊のうち、精子の運動性不足・貧精子症・無精子症などは精液の検査によって診断が可能ですし、Y遺伝子上の問題は、PCR法「遺伝子解析」による診断が試みられています。

女性不妊については、甲状腺刺激ホルモン量・女性ホルモン量の分析・女性生殖器の診断などが行はれます。 ここで、注意が必要なのですが、カップルのどちらかのみに責任があるものでは決してありませんので、お二人共に受診し、どこに問題があるのかを、双方が理解し、改善するための治療方針を確認していただきたいのです。
一方だけが、悩んでプレッシャーや、ストレスを抱えると、そのことで心身のバランスを損ない、悪循環になりかねません。

機能的にも気質的にも、問題がなく、精子や卵子の状態にも問題がなく、健康体のカップルには、正しいセックスの知識と、タイミング療法についてドクターから説明されます。

何らかの疾患があったとしても、自然な妊娠の可能性があるならば、タイミング療法はもっとも効果的ですし、予定日に合わせて、カップル双方の体調を整えることが、非常に重視されるポイントになります。 現代医学的には、以下のような注意点が指摘されています。

不妊の原因となる薬剤治療や麻薬類摂取を避ける 過度の運動を避ける 殺虫剤などの化学物質接触を避ける 温度の高すぎる入浴を避ける きつすぎる下着の使用を避ける 適度に葉酸・ビタミンC・亜鉛・リコピンが含まれた食物の摂取 運動中の陰嚢保護 喫煙を避ける 過度のカフェインやアルコール摂取を避ける タイミング療法が現段階で不可能な場合や、平行して治療を行う必要があるものは、薬物療法や外科的手段による生殖細胞の通過性の回復、人工授精や体外受精(IVF)、排卵誘発などが行われます。

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