今回は私自身の鼻炎のお話です。
年末に風邪をひき、不覚にも院をお休みさせていただき、ご予約くださっていた患者様にキャンセルをお願いしてしまった私。
熱が引いても、咳が止まらず、どうも鼻水が垂れてくる。
こりゃ副鼻腔炎かななんて思いつつ、近所のクリニックへ。
鼻炎との診断。
沢山薬をいただいてまいりました。
それから2週間余り。
これがなかなか咳と鼻水が治らず。
毎日マスクを着用しているので、耳が痛い。
妻の実家でのお正月も、ちょっと苦しい日々を続けておりました。
年末は多忙と疲労で、自分自身に鍼灸をするような余裕がなかったと言うのは言い訳でして(笑)。
しぶしぶ妻に一回だけお灸をしてもらいましたが、あまり効果がなく。
昨日は長男のリトルリーグの球初め。
娘と下の息子と私は、グラウンドに止めた車で、長時間待つことになったので、ついでに鼻炎の鍼でも、やっておこうとセットを持参。
実は自分で自分に鍼をするのが好きじゃないんですよね。
手が届かかなかったり、変な体制で鍼をするから、痛かったり、思い道理にならないのでイライラするわけです。
今回は頸と頭と顔面を徹底的に攻めてみました。
すると、おやおや、我ながらなかなかの効果が。
まず、毎日繰り返された咳と鼻炎の影響か、頭頸部の筋群の緊張がすさまじく、それらを丁寧に、いや片手でしか鍼ができない部分もあり、やりにくさを我慢しつつ、ほぐしていくと、気持ちが良い。
徐々に鼻もすっきり。
こりゃあいいと思って少し休憩をするとまた鼻と咳が。
コンニャロと思い、また顔面と頭頚に鍼。
また鼻がすっきり。
そんなことを2時間ほど繰り返していました。
少年野球チームのグランドの車中で、顔やら頭に鍼をしているおっさんの姿は、かなり不気味であったことでしょう。
息子の行事が終わり帰宅。
鼻と咳がすっきりしたなと思いつつ、まだ完全ではなかった私。
翌日朝起きてみるとびっくり。
このところ続いていた、寝起きの咳込と鼻水がない。
深く呼吸ができる。
これで背中にも手が届けば、もっとできることがあるなあなんて思いながら、ちゃんんと鍼をすると、けっこう鼻炎が良くなることを実感しました。
アレルギー性鼻炎については、一回や2回の鍼では症状の根治には繋がらないかもしれませんが、急性から亜急性に移行した鼻炎であれば、鍼は即効性があるかもしれませんね。
たまには自分で自分に鍼をするのも勉強ですね(笑)。