ジャンプ力の大幅向上に特殊なたんぱく質関係か 治療法開発に

以下の記事ですが、これが実現すると確かに高齢者の身体能力維持に有効と思われますし、スポーツ障害の改善にも役立つでしょうね。
ドーピングの代わりになるような気もしますが。
筋肉の炎症、関節の炎症を早く治癒させることは、競技を継続したり、練習を再開するために重要なプロセスです。
当院でもバレーボールや野球、サッカー、陸上競技などでスポーツ障害をおこしてしまった選手が来院されます。
痛みが取れ、炎症が早く治れば、それだけ復帰が早まるわけですから、結果的に筋力を強化しやすくなりますし、特殊な治療法が開発されなくても、伝統的な鍼灸はこれまでもその効果を発揮してきております。
当院では局所の痛みだけでなく、その周囲の関節や筋肉の動き、体感とのバランス、全身の緊張状態などを総合的に評価しながら、施術を行います。
詳しくはお問い合わせください。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20220602/k10013653631000.htmlhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20220602/k10013653631000.html

筋肉と骨をつなぐ「けん」の強化に、特殊なたんぱく質が関わっていることを東京医科歯科大学などのグループがつきとめたと発表しました。このたんぱく質が強く働いているマウスは、ジャンプ力などが大幅に向上したということで、グループでは傷ついたアキレスけんの治療法の開発などにつながる成果だとしています。
この研究は東京医科歯科大学の淺原弘嗣教授らのグループが行いました。
グループは、けんの細胞に力を感知するセンサーとして働く「PIEZO1」というたんぱく質が多く含まれていることに注目し、このたんぱく質が「けん」で強く働くようマウスの遺伝子を操作して運動能力などを調べました。
その結果、「PIEZO1」が強く働いているマウスは、「けん」がより柔軟で太くなっていて、ジャンプした際に跳べる距離は通常のマウスよりも1.4倍から1.7倍、伸びていたということです。
グループによりますと、このたんぱく質の働きが強まる遺伝子のタイプは、西アフリカ系の人で多いことが知られていて、ジャマイカで調査したところ、一般の人に比べて陸上選手でこのタイプの遺伝子を持つ人の割合が多かったということです。

研究を行った淺原教授は「さらに研究が進めば、高齢者の運動能力の向上や傷ついたアキレスけんの治療法開発などにつながると期待している」と話しています。