当院には時折起立性低血圧と診断される方や、起立性低血圧を伴う様々な症状を訴える患者様が来院されます。
鍼灸には自律神経の働きを調節する作用があります。
副作用もほとんどなく、安心の施術が可能です。
自律神経失調症やうつ病、パニック障害、起立性低血圧を伴う不登校、薬の副作用など、幅広く対応しております。
詳しくはお問い合わせください。

起立性低血圧を起こしやすいのは、高齢者、産褥期、長期ベッド臥床者、10代の人(短期間に著しく成長するため)などです。
神経性食思不振症(拒食症)や神経性大食症(過食症)の人をはじめ、精神疾患の合併症としてよく起こります。
アルコール摂取は、脱水効果があるために起立性低血圧を起こすことがあります。
起立性低血圧は、低血圧の一種で、安静臥床後起立した際に血圧の低下(一般的には起立後3分以内に収縮期血圧で20mmHg以上、拡張期血圧で10mmHg以上の低下[が見られるもの をいいいます。
急に立ち上がった時に起こる症状として、ふらつき、めまい、頭痛、複視または視野狭窄・眼前暗黒感、四肢あるいは全身のしびれ(異常感覚)、気が遠くなるなどで、まれに血管迷走神経反射性失神を起こすこともあります。
すべて血圧維持が不充分なために脳血液灌流量が不足する結果起こる症状です。
原因は血液量の減少、何らかの疾患、薬物使用、希に安全ベルトの使用なになります。

また様々な病気に伴って症状が出現します→純粋自律神経失調(Bradbury-Eggleston症候群)
多系統萎縮症(シャイ・ドレーガー症候群)
自律神経障害を伴うパーキンソン病
加齢
自己免疫疾患 – ギラン・バレー症候群、混合性結合組織病、関節リウマチ、ランバート・イートン症候群、全身性エリテマトーデス
腫瘍性自律神経ニューロパチー
Central brain lesions – 多発性硬化症、ウェルニッケ脳症、視床下部や中脳の血管病変、腫瘍
ドーパミンβ-水酸化酵素欠損症
Familial hyperbradykinism
全身性疾患 – 糖尿病、アミロイドーシス、アルコール中毒、腎不全
遺伝性感覚性ニューロパチー
神経系感染症 – 後天性免疫不全症候群、シャガース病、ボツリヌス中毒症、梅毒
代謝性疾患ビタミン – ビタミンB12欠乏症、ポルフィリン症、ファブリー病、タンジール病
脊髄病

その他にも薬剤の副作用も関係があります。→
利尿薬、交感神経α受容体遮断薬、中枢性α2受容体刺激薬
アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)
抗うつ薬 – 三環系抗うつ薬、セロトニン阻害薬
飲酒(アルコール)、節遮断薬
精神神経作用薬剤 – Haloperidol、levomepramazine、chlorpromazine等、硝酸薬
交感神経β受容体遮断薬(β遮断薬)、カルシウム拮抗剤