コエンザイムQについては、昨今さまざまな効能が謳われています。
副作用の少ないサプリメントとして、人気があります。
抗酸化作用による、アンチエイジングや、体内の代謝を促進するなどと言われています。
この効果が、不妊症改善にも役立つかもしれないと言うことで、注目されています。
当院は、鍼灸による、抗酸化作用や、自律神経の調整作用を用いての、治療を行ていますが、こうしたサプリメントの活用も、併用することで効果が高まるのであれば、活用すべきと考えています。
ただし、全ての方に、効果があるものなのかどうかまでは、保証されたものではありませんので、皆様自身の判断で、試していただければと思います。
できるだけわかりやすく、皆様の判断材料となるよう、情報を提供いたします。

日本コエンザイムQ協会と言う協会があります。
<a href=”http://www.coenzymeq-jp.com/” target=”_blank”>http://www.coenzymeq-jp.com/</a>
こちらで、さまざまな情報が取得できます。
特に副作用情報には、注意してください。
 <a href=”http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf ” target=”_blank”>医学博士 蒲原聖可</a>先生のブログも、情報が充実していますので、紹介いたします。
先生は高知県生まれ。徳島大学医学部卒業、同大学院修了。医学博士。米国ロックフェラー大学、東京医科大学を経て、現在、健康科学大学教授とのこと。
 この先生のブログで、男性不妊症とコエンザイムの研究について、記されていましたので、紹介いたします。
<a href=”http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/2426” target=”_blank”>http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/2426</a>
この研究では、特発性無精子症・過小精子無力症(OAT;oligoasthenoteratozoospermia)の男性不妊症に対するコエンザイムQ 10サプリメントの抗酸化効果が示唆されています。
1日あたり200mgのコエンザイムQ10(CoQ10)を摂取すすると、コエンザイムではない偽薬を服薬した群に比べて、抗酸化能(カタラーゼ活性およびSOD活性)の亢進が認められたとんことです。先生によれば、特発性無精子症・過小精子無力症による男性不妊症患者において、コエンザイムQ10の投与による精漿中の抗酸化能の亢進作用が示唆されるとのこと。
また先生によれば、このブログの記事で紹介された研究以外にも、
特発性精子無力症に対するサプリメントの効果や還元型コエンザイムQ10による精子機能改善作用、コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用、αリポ酸による精子機能改善作用、ビタミンDによる精子運動機能の改善作用などが知られているとのこと。
これらの作用は、まだ臨床試験段階か、それに至る前の研究も多いので、注意が必要ですさらに先生によると、一般に市販されている酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されるため、
やや高額ですが、体内でより利用されやすいタイプの還元型CoQ10が、効果が高いのではないかと言うことです。
以下ウィキペディアから抜粋です。→

 ユビキノン「コエンザイムQ10」は生物内での合成が可能であり、ビタミンのように経口摂取する必要は無い。そのため、ビタミンQの呼称は最近使用されなくなってきている。 ユビキノンのベンゾキノン部位はアミノ酸のチロシンから合成される。またイソプレン側鎖はアセチルCoAからメバロン酸経路、テルペンを経て合成される。
ただ、合成能力は年齢とともに衰えていき、20代がピークといわれている。

 ユビキノン(略号:UQ)とはミトコンドリア内膜や原核生物の細胞膜に存在する電子伝達体の1つであり、電子伝達系において呼吸鎖複合体IとIIIの電子の仲介を果たしている。ウシ心筋ミトコンドリア電子伝達系の構成成分として1957年に発見された。
広義には電子伝達体としての意味合いを持つが、狭義には酸化型のユビキノンのことをさす。還元型のユビキノンは『ユビキノール』と呼称していることが多い。別名、補酵素Q、コエンザイムQ10(キューテン)、ビタミンQ、CoQ10、ユビデカレノンなど。

 ユビキノンは日本では1970年代から医療用医薬品として軽度及び中等度のうっ血性心不全症状などに用いられてきた。また、複数の製薬メーカーが、一般用医薬品(OTC医薬品)・医薬部外品として、一般消費者向けの商品を発売している。安全性は比較的高く、米国ではコエンザイムQ10の名称でサプリメントとして広く用いられており、医師の処方箋なしに消費者が直接店頭などで購入できる。
日本でも2001年に医薬品の範囲に関する基準(いわゆる「食薬区分」)が改正され、さらに2004年化粧品基準が改正されて、健康食品や化粧品への利用に道が開かれた。その結果、抗老化作用を訴求したユビキノン(コエンザイムQ10)含有の健康食品や化粧品がブームとなり、原材料の品薄で入手しにくいほどの人気を博していた時期があった。しかしながら、そのような薬効を臨床的に検討したデータはまだ乏しく、詳細な効果についてはまだ詳しくわかっていない。
摂取量については、どの程度までなら摂取しても安全なのか、などといった推奨量や上限量はまだよくわかっておらず、今後の研究が待たれる。また「多量に摂取した場合に軽度の胃腸症状(悪心、下痢、上腹部痛)」[2]があらわれるという報告もある。
 ユビキノンから開発された「イデベノンIdebenone(アバン)」は脳循環・代謝改善剤として使用されていたが、日本では1998年に医薬品の承認を取り消されている。
 2009年11月に、ユビキノンの抗酸化作用がマウスの老人性難聴の予防に効果があることを、東京大学が実験で明らかにした。それによると、人間にとっては1日20ミリグラムにあたる量のユビキノンを生後4ヶ月から与えられ続けてきたマウスは、人間の50歳に相当する生後15ヶ月の時点で、同じ月齢のマウスが45デシベル以上の音しか聞き取れないのに対し、12デシベルの小さい音を聞き取れるようになった。
 2013年7月16日に、小児性線維筋痛症発生の原因がユビキノンの欠乏にあることが、東京工科大学応用生物学部山本順寛教授らと、横浜市立大学医学部小児科との研究チームにより発見されたと報じられた。

  薬剤(医薬品)の作用に悪影響を与える相互作用として、ワーファリンの作用を減弱させる可能性がある。

 2007年現在コエンザイムQ10の原料製造を行っているのは世界でも日本企業5社(日清ファルマ(日清製粉グループ本社子会社)、カネカ、旭化成ファーマ(旭化成子会社)、三菱ガス化学、協和醗酵工業)のみであり、世界シェア100%を握っている。中でもカネカは最大のシェア(約65%)を持っている。各社とも、発酵法によって製造を行っている。
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