青熊宇都宮治療院では、更年期障害や、不妊症、不育症、自律神経失調症に対するなど、女性に多く見られる症状で来院される方がいらっしゃいます。
当院は鍼灸指圧マッサージ治療院ですが、健康的な生活を求めて、患者様より鍼灸治療以外にも、サプリメントについてのご質問を多くいただきます。
昨今さまざまな商品が販売されており、何を選べば良いのか、迷って絵しまうこともうなずけます。
医食同源と言う東洋医学の考え方がありますので、なるべくわかりやすく解説をしたいと考えています。
今回は鉄です。
ウィキペディアと「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)の情報を元に、記述いたします。
 
 鉄は必須ミネラルです。
平成21年の国民健康・栄養調査によると、月経のある女性の鉄摂取量は、推奨量を充たしていないとのことです。
昨今ダイエットブームなどで、動物性蛋白を控える傾向があります。
肉や魚には、蛋白質だけでなく、鉄も多く含まれています。
肥満の帽子は重要ですが、鉄不足も困りますので、注意しましょう。
体内の鉄分が不足すると、酸素の運搬量が十分でなくなり鉄欠乏性貧血を起こすことがあります。
また鉄は金属酵素としても機能しています。
不足すると貧血による運動機能だけでなく、免疫機能の低下、認知機能の低下、体温保持機能の低下、などがみられることがあります。
小児では、豊かな感情の減退、集中力の低下、いらいら、学習能力の減退がおきる可能性があるとのこと。
乳幼児や妊産婦の鉄不足には、一段と注意が必要です。
貧血は、血中ヘモグロビン量が減少した状態です。
実はこの貧血は、鉄欠乏が重度にならないと症状が出てきません。
ですから、症状がある場合は、体内の総統量の機能鉄や、貯蔵鉄の枯渇が疑われます。
食品から摂取した鉄は小腸で吸収されます。
小腸での鉄の吸収量は1日に1~1.5mgと僅かです。
従って食物中の鉄の大部分は糞中にそのまま排泄されてしまうのです。
鉄分は、レバーやホウレンソウ、ひじき、海苔、ゴマ、パセリ、アサリ、シジミなどに多く含まれていますので、必要量に注意して食べるようにすることをお薦めします。
肉や魚のミオグロビンやヘモグロビンに由来するポルフィリンと結合した鉄はヘム鉄と呼ばれ、非ヘム鉄と比較して2-3倍体内への吸収率が高いとされています。
非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂取すると、水溶性の高いFe2+に還元されて、体内への吸収が促進されます。
ところが玄米などの全粒穀物に含まれるフィチン酸、お茶や野菜類に含まれるポリフェノールなどは非ヘム鉄の吸収を阻害するとされています。
 過剰な鉄の摂取は生体にとって有害です。
食事で摂取する鉄分で、鉄が過剰になることは、ほぼありえませんが、サプリメントや錠剤での摂取では、過剰賞となる危険性があります。
鉄剤などを過剰に摂取すると、便秘、胃腸障害、鉄沈着、亜鉛の吸収阻害などを引き起こします。
鉄が過剰になると、タンパク質と結合できない分子が体内に蓄積されます。その鉄が活性酸素の発生につながります。
発生した活性酸素は細胞のタンパク質やDNAを損傷させます。
臓器細胞に損傷を与えると、肝臓には肝炎、肝硬変、肝臓がんを、膵臓には糖尿病、膵臓癌を、心臓には心不全のリスクを高めるとされています。
人の、鉄を排出する機能が、貧弱です。
鉄の摂取量を必要以上にしてはならないのは、このためです。
血中の鉄分が一定限度を超えると、鉄の吸収をコントロールしている消化器官の細胞が破壊されます。
高濃度の鉄が蓄積すると、ヒトの心臓や肝臓に損傷を与えることがあります。
 
 成人では男性で約4.0、g、女性では約2.5gの鉄が存在します。
20歳前後の男性の鉄分損失量は0.9 mg/日であるので、必要量は6.0 mg/日、推奨量は7.2 mg/日、とされています
20歳前後の女性の鉄分損失量は0.76 mg/日であるので、必要量は8.7 mg/日、推奨量は10.5 mg/日、とされています。
鉄分の耐用上限量は、0.8 mg/kg体重/日とされています。70kgの成人で56 mg/日が上限となります。
 
 体内の鉄は、酸素運搬機能や酵素機能を果たす「機能鉄」と、鉄の貯蔵や輸送に使用される「貯蔵鉄」に分けられます。
機能鉄は体内の鉄の約70%を占め、その大部分がヘモグロビンとして赤血球中に存在します。
鉄含有酵素やミオグロビンに存在する鉄も、機能鉄に分類されます。
貯蔵鉄はフェリチンやヘモシデリンとして肝臓や脾臓、骨髄、筋肉などに含まれています。
赤血球の中に含まれるヘモグロビンは、鉄のイオンを利用して、酸素を運搬しています。
ヘモグロビンの他にも、ミオグロビン、フェリチン、ヘモシデリン、カタラーゼ、シトクロムc鉄-硫黄タンパク質
などの鉄を多く含むたんぱく質が、多数存在します。
これらのタンパク質は、
骨格筋細胞中のO2「酸素」の貯蔵。
血液中のFe3+「鉄イオン」の輸送。
肝臓、脾臓、骨髄などの細胞中でのFe3+「鉄イオン」の貯蔵。
Fe「鉄」の貯蔵
H2O2の分解。
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