継続は力なりと言いますが、確かにそれは本当の部分もあるように思います。 当院では、体質改善を歌い、不妊症や不育症、自律神経失調症、冷え性などに鍼灸を行っている訳です。 そうした中で感じることは、やはり続けている患者さんには、それなりの結果が付いてくると言うものです。 一回2回の施術では、つかみきれない体の変化を、長期に来院されている患者さんでは、観察することができるので、施術方針を立てやすいと言うこともあるでしょう。 また、人は生きていくために、常に体の働きを変化させ続けていますので、例えば暑い夏にどのような変化をする人なのか、台風の後に急激に気温が下がった時、どんな体をしているのか、そんなことがとても重要な道しるべとなります。 例えば体の上下左右や、手足とお腹の温度分布を分類したりして、体質変化を把握していくのですが、そうした反応の違いは、主に自律神経の働き方によります。 そしてその反応は、個々人で違いがあります。 人によっては、外気温が寒くなると、手足が冷え、人によっては足だけが冷え、人によっては腹だけが冷えるといった具合です。 そして頭痛が出てみたり、腰痛が出てみたり、下痢になってみたりと、様々な症状が付随します。 青熊宇都宮治療院では、疾患についての認識は、きちんと医学的な裏付けの元に行いつつ、症状を緩和し、体質を改善するためには、自然との調和を重視している、漢方的な手法を取り入れています。 今眼に見えている症状は、長い年月をかけて、出現したものです。 それを改善するには、それなりの時間がかかるのです。 例えば年齢相応に落ちてしまった体力を、回復させるためには、それなりの時間が必要です。 太ってしまった体をシェープアップするためにも、毎日の努力がかかせません。 それと同様に、鍼灸を用いて、体質改善するにも、時間が必要なのです。 ぎっくり腰だとか、肩こりだとか、対症療法でどうにかなるようなものは、鍼灸でも即効性がありますので、少ない施術で改善します。 自律神経失調症や不妊症などは、眼には見えない、生理的な能力の回復ですので、じっくりとあきらめることなく、取り組み続けなければ、何の実感も得られないで、鍼灸治療を終えてしまいます。 もったいないことです。 女性では30台後半から40台に、大きな体の変化があります。 その変化の最中に、できるだけ若々しい身体機能を取り戻そうと言うのですから、春に夏に空きに冬に生じる、様々な気象現象に左右される体調の変化一つ取っても、デリケートな取り扱いが必要になるのです。 それに加えて食事や運動だけでなく、性的な問題やそれに関連したストレス、子供がなかなかできないプレッシャーやコンプレックスなどの諸問題も、体調の変化に関わってきます。当院ではそんなストレスを、鍼灸だけでなく、プライバシーに配慮した施術空間で、患者様にしっかりと向き合い、カウンセリングすることを重視しています。 不妊鍼灸では、週1から10日に1度の鍼灸治療と、毎日の自宅施灸をお薦めしています。 それに加えて、排卵日前後もしくは、胚移植前後の鍼灸、高温期の体温維持や向上のための鍼灸などを組み合わせています。 こうした施術も、もちろんタイミングを外しては意味がありませんので、それなりに長期的なプランが必要になります。 カルテを集計すると、やはり、プランを実現するために努力を惜しまなかった患者様は、確率が高いです。