最近3人の子供たちの父として、教育関連本をがんがん読んでいるんですが、なかなか興味深い本を見つけました。 時代によって移ろいやすい教育論や躾論があって、現代ではそこに心理学的な要素も付加されてきていますが、読者も筆者も背負っている物や経験の有無や強弱で、受け止め方がちがうと言うことが数十冊の本を読んでみて理解できました。 そんな中でもこの本は、数値化して統計学的に処理することで、論理的で化学的な結論の一端を見出していると思われます。 →学力と階層 (朝日文庫) 苅谷 剛彦 ¥ 799 Amazon ポイント 24 pt   統計学的な見方をすれば、学習の機会を与えて、適切な躾をした方が、学習力が上がることがはっきりしました。 つまり、ゆとり教育に象徴される個人や個性を重視する方法だけでは、適切な学習力は身に付きません。 そして大まかには学校教育だけで子供の学習力を向上させることは難しく、家庭内や塾での教育が必要だと言う結論に行きつきました。 ただし、そもそも子供や子供の将来に、学習力を身に着ける必要性をあまり感じていなければ、違ってきますが。