これ、漠然とは以前から感じていましたが、こうして専門家が解説してくれると、分かりやすいですね。
認知能力と非認知能力がキーワードです。
認知能力と言うのはいわゆる教科書的な学習の仕方ですね。
塾のお勉強やら、マニュアルなんかもこれに属するでしょう。
日本人はこの認知能力に特化した、学習材料を整えるのが大好きなように見えますね。
一方で、非認知能力は紙に描いて憶えさせたり、点数化したりすることが難しい能力です。
共感性とか、好奇心とか、我慢図良いとか、快活であるとか。
こうした能力は、経験、体験を通じて身に着けるものですし、個々を比較できる物差しが作りにくいですね。
おそらくAIが最も苦手な分野かもしれませんね。
非認知能力は幼少期の多様な遊びや、学童期のスポーツ体験、親兄弟親類など身近な人から受ける深い愛情なしには、身に付きません。
そして許容される範囲の挫折も重要な経験です。
認知能力も非認知能力も、どちらかだけに特化させると、現代社会では生きにくくなるように思います。

産業医が見た「ストレスに弱い人」の決定的要因 –
https://toyokeizai.net/articles/-/308940